フッ素は虫歯を予防する?
フッ素は、食事によって溶け出したカルシウムを元に戻す「再石灰化」を促進するほか、耐酸性・結晶性の向上、抗菌・抗酵素作用などをもたらします。このフッ素を歯に直接塗布するのが「フッ素塗布」です。なお、歯磨きや洗口液に含まれているフッ素にも、同様の効果が期待できます。
歯科医院で、ご自宅で、フッ素の力で虫歯を効率的に予防しましょう。
フッ素塗布による虫歯予防の効果
耐酸性・結晶性の向上
歯質が安定した結晶構造を持ち、耐酸性が向上します。
抗菌・抗酵素作用
虫歯菌による酸の産生の阻害、抗菌作用が期待できます。
再石灰化の促進
溶け出したカルシウムを元に戻す再石灰化を促します。
フッ素塗布の開始時期
フッ素塗布は、乳歯にも永久歯にも高い虫歯予防効果を示します。
乳歯の生え始めたばかりの0歳のお子様でも、安心してご利用いただけます。
フッ素塗布の頻度
フッ素塗布の効果は、約3カ月持続すると言われています。
そのため、3カ月ごとに継続してフッ素塗布を受けることで、効率良く虫歯を予防することができます。特に生え始めの乳歯、生え始めの永久歯は虫歯リスクが高いため、積極的に活用していきましょう。
大人のフッ素塗布による虫歯予防
お子様だけでなく、成人した方にも、フッ素塗布は自信を持っておすすめできる予防処置です。
特に虫歯になりやすい方、外回りなどでどうしても歯磨きができない場面がある方、つめ物・被せ物による虫歯治療を受けた方などは、3カ月ごとにフッ素塗布を受けることで、効率的に虫歯を予防することができます。